2023年10月05日

読売新聞(23年10月5日付)、朝日新聞(23年1月28日付)、毎日新聞(22年12月3日付)にて『東ドイツ ある家族の物語』(マキシム・レオ著 木畑和子訳)の書評が掲載!!

読売新聞(23年10月5日付 書評ではなく記事の中で紹介)、朝日新聞(23年1月28日付)、毎日新聞(22年12月3日付)にて『東ドイツ ある家族の物語』(マキシム・レオ著 木畑和子訳)の書評が掲載!!

「東ドイツの歴史を扱った書籍の出版が相次いでいる。1949年の建国から90年の終焉までの歴史が研究され、その成果が発表されているのだ。東ドイツという例を通して、独裁体制とはどのようなものなのかを多角的に知ることができる」(読売新聞2023年10月5日付 記事・編集委員室 森千春)

「両親、父方・母方の祖父母、そして祖父母の両親はどのような人生を送ったのか。ドイツの近現代を舞台に描く壮大な家族史。著者は東ドイツで生まれ育った作家だが、肉親のインタビューだけでなく、歴史家の目で戦争、ユダヤ人虐殺、冷戦、東西ドイツ分轄・統一の時代に、それぞれの縁者はどう生きたかを冷徹に見据えて作品化している。」(朝日新聞2023年1月28日付 評者:保阪正康)

「家族それぞれにとって、東独とは何だったのか、その終焉をどう生き抜き、その後自分の中の東独とどう折り合いをつけて来たのか。読了後、東独という国が実感を持って立ち現れると同時に、そこを生きた人々の顔が見えるよう になるだろう。単なる市民生活史を超えた豊かな現代史の読み物。」(毎日新聞2022年12月3日付 評者:岩間陽子)