2018年11月11日
先が見えない不安
出版業界の売上の落ちる速度、その金額が異常だ。なんでこんなに落ちるのだろう。
人口減、活字離れ、スマホの普及…それだけでここまで急激に落ちるものなのか。
以下は「出版状況クロニクル216」からの引用である。
「18年もあますところ2ヵ月となったが、9月までの出版雑誌推定販売金額は9762億円で、同7.0%減、前年比マイナス728億円である。
17年10、11、12月の前年比は7.9%、7.8%、10.9%減という落ちこみなので、18年のマイナスも9月までの7.0%減を想定してみる。すると18年は959億円のマイナスで、1兆2741億円となり、ついに1兆3000億円を割ってしまうことになる。
これはピーク時の1996年の2兆6980億円の半減をさらに下回る販売金額で、19年は1兆2000億円すらも割っていくことも考えられる。
http://odamitsuo.hatenablog.com/entry/2018/11/01/000000
こんなに急に日本人が本に見向きもしなくなったのだろうか?
今年の神保町のブックフェスティバルには、市場最多の客が押し寄せたという。
なにかが、おかしい。
この記事の執筆・監修者
春日俊一(かすが・しゅんいち)
株式会社アルファベータブックス代表取締役。埼玉県生まれ。
若い頃はシンガーソングライターを目指しながらフリーター。その後、書店員、IT企業、出版社の営業部を渡り歩いたのち、2016年にアルファベータブックスに入社。2018年に事業承継して代表取締役に就任。