2018年11月07日

経営者になるには、持って生まれた気質、性格は関係ない

今読んでいるユニクロの柳井社長にインタビューした本、『柳井正 未来の歩き方』(大塚秀樹著 講談社)に書かれていた。

「起業家精神とは、その人の持って生まれた気質や性格ではなく、仕事を通じたその人の行動によって発揮される。だから、どんな大人しい人でも、やろうと思えば経営者としてやっていけるのだ」

これは、ドラッカーの言葉とのこと。
柳井社長も、「本当は内向的で無口で、学生時代は全然目立たない男でした」とこの本で語っている。

昔、ある人から「春日さんは社長を目指すなら、もっとハッタリかましたり、性格を変えて、人と付き合わないとダメですよ」と言われたことがあったが、その時に、すごく違和感があった。

性格を変える、そこまでする必要があるのか?
顔に出るだろ。それじゃ誰も付いてこない。

そんな無理なことをする必要はないでしよ。
もっと他にやることあるでしょ。

まあ、それを僕に言った人は、普段ニコニコしてても、時々人を人とも思わないことをするので、実はかなり敵が多くて、ひどいと恨んでいる人もいるレベルだったから、そんな人の助言を聞かなくて良かったと思うけど。

まあ、要は、自分の頭で考え、心で感じ、とにかく全力で考え、前向きに進んでいくこと。

それだけだ。


この記事の執筆・監修者

春日俊一(かすが・しゅんいち)
株式会社アルファベータブックス代表取締役。埼玉県生まれ。
若い頃はシンガーソングライターを目指しながらフリーター。その後、書店員、IT企業、出版社の営業部を渡り歩いたのち、2016年にアルファベータブックスに入社。2018年に事業承継して代表取締役に就任。