お疲れ様でした

今日は、弊社の前社長であり、僕の前職の上司でもあった大先輩の引退の日でした。
気が付けば、ほぼ20年近い付き合いでした。

自分の父親に近いぐらいの年齢でしたが、時には励まされ、時には大喧嘩し、時には距離を置いていた時期もあったり、ほんの一時期でしたが仕事でも関わらなくなった時期もありましたが、運命のめぐりあわせもあって、またこの会社で一緒に働くようになって3年ちょっとでしたが、昨年4月に弊社の経営を僕に譲ったあとも、約1年間、まだ経営者としてはヒヨッコで頼りなかった僕を支え続けてくれましたが、ついにその役目も終え、今日が最終日でした。

先ほど、たんたんと、いつもよりは少し早めにパソコンをシャットダウンし、いつもと変わらず「じゃ！　お疲れさまでした。頑張ってください」と言って、すこし風邪気味の前社長は、風のように退社していきました。

月末に我が社のメンバーだけでささやかな送別会をして、それでお別れとなりますが、また時々フラッと会社に来ると思いますし、今生の別れではないですが、20年近く一緒に働いた人と働くのもこれが最後と思うと感慨深いものがあります。

最後まで楽しく編集の仕事をしていた人だったけど、僕も70歳を過ぎてもそうありたいと思います。

長い間、本当にお疲れさまでした。
そして、ありがとうございました。

この記事の執筆・監修者

春日俊一（かすが・しゅんいち）
株式会社アルファベータブックス代表取締役。埼玉県生まれ。
若い頃はシンガーソングライターを目指しながらフリーター。その後、書店員、IT企業、出版社の営業部を渡り歩いたのち、2016年にアルファベータブックスに入社。2018年に事業承継して代表取締役に就任。