2019年04月19日

何かを犠牲にすること

うーむ…
またしても追い込み企画の連打。これ以上終電仕事が続くと、やはり体調は危険になりそうだが、やらないわけにはいかないのだろうな。

せっかく弊社に依頼のあった企画を断ったり、一方的に延期すると、下手すると仕事が減ってしまって、それこそ会社の存亡に関わる。まだまだ弱小出版社、仕事をマイペースでやって余裕で経営を回せるような身分では無い。

以前見た、『ゲゲゲの鬼太郎』の水木しげるの朝ドラを思い出す。
どんなに仕事が詰まっていても、依頼が来れば断らず、さらに仕事は増え、毎日夜中まで、戦争で失った片腕の状態で、必死で仕事をし続ける姿。それは水木しげるが、かつて仕事がなく、日々の暮らしにも事欠く時代があったから、売れてからは、やっと得られた、たくさんの仕事の発注を失わないためにも、必死で働いた。

これも宿命、というか必然かな。
人生、何かを手に入れるためには、何かを犠牲にしなくてはならない。
余裕で生きるなんて、そんか甘い夢や考えは捨てるしかないのかも。

この記事の執筆・監修者

春日俊一(かすが・しゅんいち)
株式会社アルファベータブックス代表取締役。埼玉県生まれ。
若い頃はシンガーソングライターを目指しながらフリーター。その後、書店員、IT企業、出版社の営業部を渡り歩いたのち、2016年にアルファベータブックスに入社。2018年に事業承継して代表取締役に就任。