2019年12月09日
小さい会社の社長は、なんでもやるしかない
順調に行くこと、行かないこと、いろいろあって悩む日曜日。
明日から、複数の案件が同時に進むので、また猛烈に忙しくなるが、その前の静けさのなか、できるだけ早く進ませる作戦を練る。
難しいのは、大企業でもない我が社は、莫大な資金を使って外注にバンバン仕事を出せる会社でもないこと。なので、社長であっても、発送の作業をしたり、請求書を作ったり、ほか様々な細かい雑務も含めて、おのずとこなさなければならない仕事は膨大になる。
そして、絶対的な権限のある独裁者でもない私が絶対的に優先的に決められることなど僅かで、取引先や仕事に協力してくれる相手の機嫌を損ねないように、限られた予算で、それでも相手に何かしらギャラ以外のメリットも感じさせて、すべての関係者に滞りなく働いていただくことが重要になってくる。
社長になったって、好きなように思うように仕事ができるわけではない。むしろ責任が増えて、より気を使うようになった。
すべては人、相手があってこそ。部下である社員も、自分の思うように手足になって働いてくれるわけではない。なにかを与えてあげられなければ誰もついてこない。
そんなことで経営の道は厳しいけれども、それでも、限りないやりがいと、達成した時の喜びは、そのぶん大きい。
だから頑張れる。
この記事の執筆・監修者
春日俊一(かすが・しゅんいち)
株式会社アルファベータブックス代表取締役。埼玉県生まれ。
若い頃はシンガーソングライターを目指しながらフリーター。その後、書店員、IT企業、出版社の営業部を渡り歩いたのち、2016年にアルファベータブックスに入社。2018年に事業承継して代表取締役に就任。